旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ガットギターの名手たち

最近は聞かなくなりました、一時期、毎日のようにラルフ・タウナーのレコードに針を落としていました。
当時ECMの国内盤で出ていた、ギタリストごとに編集されたコンピレーションアルバムで彼を知りました。タウナーのほかにはパット・メセイニー、ジョン・アバークロンビー、テリア・ルピダルがあり、値段も安く、このシリーズは重宝しました。
始めて買ったオリジナルアルバムは「ダイアリー」でした。これがとてもよかったので、少しずつ彼のレコードを集めていきました。(CDは持っていません。)
タウナーが弾くのはガットギターとギルドの12弦ギターです。ジャズでガットギターをメインにする人はなく、美しい音色は私を捉えて放しませんでした。アール・クルーが現れるのは、その後のことです。(私はクルーのレコードを持っていません。)
「ダイアリー」はソロアルバムですが多重録音の曲もあります。「そーゆーのはちょっとね」と思う方には「ソロ・コンサート」がお薦めです。デュオアルバムに傑作の多いゲイリー・バートンとの「マッチブック」も、私は大好きです。
エグベルト・ギスモンティのレコードもよく聞きました。こちらもECMです。これ、ジャズではないんでしょうね。聞く人を柔らかく包み込み、せせらぎのように流れていく音楽です。
山下和仁が編曲し演奏したバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」と「無伴奏チェロ曲」全曲は、現在でも私の愛聴盤(CD)です。熱く激しい演奏は何度聞いても色あせることがなく、そのたびに私を鼓舞してくれます。


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