旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

新富町

東京新聞の夕刊に『海人(かいじん)の娘』という記事が連載されています。副題は「ハンセン病歌人と家族」で、記者の谷岡聖史氏が書いています。
歌人、明石海人の娘の瑞穂は医師になり、東京都中央区新富町産婦人科医院を開いていました。元は母の浅子の営む美容室でした。その後産科はやめましたが、内科と婦人科の病院として1998年まであったそうです。
私は新富町にある会社で14年間働いていました。が、その医院は知りません。
新富町関東大震災までは芝居小屋、新富座があり、花街でもありました。私の働いていた頃でも、三味線の音が聞こえ、看板建築が残っていました。銀座、築地に隣接していましたが、人の暮らす小さな町だったのです。