旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

飲まない日もあり春の宵

「酒は?」と尋ねられたら迷わずに「大好きです」と答える私ですが、先週は珍しく、ほとんど飲まずに過ごしました。 特に理由があったわけではありません。体調もいいですしね。 たぶん、酒は好きだけれど、飲まなくても平気なんだということを、自分自身に…

記憶の中の最初のお花見

先ほど、ご近所桜を眺めてきました。 すぐ近くの旭が丘中央公園の桜は満開で、まだ宴会は始まっていませんでしたが、あちこちに陣取りのビニールシートがひかれていました。うらやましいけれど、今日のお花見は寒そうです。(これを世間一般では、負け惜しみ…

すっきりしないなぁ。

この季節、四半世紀以上花粉症に苦しめられている私ですが、ここ数年はさほどひどい症状にはならず、少しは免疫ができたかとほっとしていました。杉花粉が飛来し始めるときにはくしゃみ鼻水が出ますが、それ以降は鼻がつまるくらいですんでいたのです。 とこ…

新作落語の方法論

意気消沈をいいわけに、新作落語を書くことから逃げてはいけないぞと、珍しく自分を鼓舞しています。 実は皮肉なことに、意気消沈の原因となった平岡兄さんの「シュルレアリスム落語宣言」と一緒に、新作落語のための資料にする本も買ってきたのです。ある人…

往きと帰りで

私が通勤で利用しているJR日野駅の北口近くには数本の桜の木があります。 昨日、朝見たときにはまだ咲き始めだった桜が、帰りには七分咲きになっていました。雨が降った後に暖かくなると、桜は一斉に開花するとは聞いていましたが、まのあたりにすると、数…

こんな工場を建てたいな。

ベース弾きが開店休業状態になっているせいか、セッションをする夢をよく見ます。大好きなミュージシャンばかりと演奏していますので、セッションの夢というより、夢のセッションを見ているみたいです。 リチャード・ティー、ジョー・サンプルにピーター・ア…

「異議なし」と「ナンセンス」のころ

映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の感想を書いてきましたが、感想以外に思い出されることがいくつかありました。 アジビラを読みあげる場面がありました。たぶん実物に拠っているのでしょう。 私もたくさんのアジビラを手にとったことがありました…

映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を見て(承前)

森恒夫、永田洋子をあえて怪物として描いたのかもしれませんが、このコンビも自らを<総括>します。 永田は軍事訓練の冒頭で水筒を持参しなかったことを短く<総括>し、森はそれを受け入れます。 軍事訓練解散近くに、所用で山を下り旅館らしきところで関…

映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を見て

昨日、テアトル新宿で若松孝二監督の映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」を見てきました。お恥ずかしいことに、映画館で映画を見るのは旭亭に越してきて初めてのことです。 一回目の上映を見たのですが、満席でした。客層は私より年上の人たちが…

OPBってこんないい音がするんだ。

ジミー・スミスのブルーノート時代のジャムセッションものが大好きです。どれを聞いてもハズレがありません。 ヴァーヴ時代はオリヴァー・ネルソンやラロ・シフリンによるアレンジものが多く、あまり聞きこんできませんでした。ところが、ヴァーヴ最後のアル…

意気消沈

えー、新作落語の話でございます。 ところがお題の通り、がっくりきているのです。 あーあ、平岡正明兄(あに)さんの「シュルレアリスム落語宣言」を読み始めなければよかった。 大部の本ですし(757頁)、全50話を1話ずつじっくりと味わいながら読む…

北上川、ふたたび

今回の出張はいい天候となり、時間にも余裕がありましたから、蘇民祭で有名な黒石寺を訪ねてみるつもりでした。ところが拝観には事前に連絡が必要で、拝観時間も16時までとなっていましたので、あきらめることにしました。「蘇民将来之子孫也」のお札があ…

地名と駅名

昨日のお題にありました「一関」ですが、駅名の表記は「一ノ関」です。 そのお隣の、私がいつも下車する「水沢江刺」駅は旧水沢市にあるのですが、旧江刺市との境にありますので、両者を立てた駅名になったようです。両市は合併し、奥州市となりましたが駅名…

一つ山越しゃ一関

江刺に来ています。 旅のお供の音楽は、買ったばかりのクレイジーキャッツの「HONDARA盤」でした。 これ、すっごく音がいいです。クレイジーのCDはコンピレーションでしか聞いていなかったのですが、それらの音とはまったく違います。リマスターし…

百歩先往く平岡兄さん

昨日の朝日新聞の読書欄に、敬愛する平岡正明兄(あに)さんの写真が載っていました。「著者に会いたい」というコーナーです。 一瞬、某コメディアンと間違えてしまいました。「ラサール石井も柔和な顔立ちになったな」と思ってよく見ると、なんと平岡兄さん…

鼻の頭がガビガビに

先週は杉花粉の飛来が本格化し、くしゃみと鼻水に苦しんでいました。鼻をかみすぎて、低くて丸い自慢の鼻の頭がガビガビとなってしまいましたので、肌には何もつけないという生活習慣を急遽改め、スキンクリームを塗ることにしました。 て、そんな大げさに書…

「ねんきん特別便」が届きました。

昨日「ねんきん特別便」が届きました。加入記録に記載もれはありませんでした。 どうやら406ヶ月も払い続けてきたようです。怠け者のくせに、よく働いてきたなぁ。

落語を書く。

頼まれてもいないのに、「新作落語を書く」と宣言してしまったおっちょこちょいの【江刺寄席】席亭とは私のことであります。 でも、唐突とも言えない気もします。この便りを書くなかで、書くことの楽しさを感じることが幾度かありました。そんなときにはフィ…

【江刺寄席】あれこれ

昨日はATCのメセナ事業【江刺寄席】の打合せをいたしました。 番組はプロデューサーの三遊亭王楽さんにお任せなのですが、今回の【江刺寄席】には音曲を入れて欲しいと伝えました。 昨年の第二回【江刺寄席】の評判がすこぶるよかったので、今回の番組作…

みんな夢の中

遊園地に行った夢を見ました。 開園と同時に入場し、乗り物には見向きもせずにレストランに入ります。そんな時間にレストランが開店しているのも不思議ですが、それよりも遊園地嫌いの私が遊園地にいること自体不可解です。どうやら連れがいるようです。 で…

いただかないぞ!

昨夜は蕗のとうの天麩羅を食べました。あの苦みと独特の香りはいいものですが、毎日食べたいかと訊かれたら、私は遠慮しちゃいますけどね。 食通ではないので、食べ物の話はここでおしまいです。 「食べる」を「いただく」と表現することが、最近では一般に…

柳青める

ぽかぽか陽気に誘われて、昨日は春の兆しを探してお散歩をしました。 春を見つけるのが上手なのは何と言っても柳の木です。まだ葉は出ていませんでしたが、若草色の芽をびっしりと付けていました。 柳が葉を出すころには辛夷が咲き始めます。辛夷が散ると桜…

筒井筒

私の子供時代、男の子たちは外で暗くなるまで遊ぶだけで、習い事をする子はほとんどいませんでした。女の子はそうではありません。 面白いのは、親の仕事で習うものがはっきりと別れていたことです。ピアノ、バレーや書道を習うのは、下町では少数派であった…

ぼくは猫にもなれなかった。

「『山月記』の主人公は虎になってしまったけれど、あなたは何になるのかしら。猫?」 「みんなあなたが墓碑銘を書いてくれると思っているのよ。」 Tさんとの会話の中で、今でもはっきりと覚えているものを書き出してみました。でもこれを読む限り、彼女が…

思い出だって財産さ。

昨日書いた「夢の浮橋」は、Tさんと待ち合わせをしたときに読んでいたんじゃないかな、と遠い昔のことが思い浮かんできました。37、8年前のことです。 待てよ、ちょっと違うな。あのとき読んでいたのは、「夢の浮橋」ではなく「反悲劇」だよ。判型が大き…

啓蟄・おけら・足袋

昨日は啓蟄でした。実は私、啓蟄ということばを聞くたびにおけらが思い浮かぶのです。ほら、蟄という字、おけらに似ていませんか?そう思うのは私だけなのかな。 ♪おけらなぜなく あんよがさむい こんな歌を小さなころに母から聞かされました。たぶんこの部…

新しい靴

昨日は新しい靴を履いて通勤しました。 通勤用の靴を買うのは久しぶりでした。「ちょっとおしゃれをするぞ」宣言をしましたので、今までより少し高い靴にしました。そうなると選ぶのも慎重になります。履き心地はもちろん大切ですが、見た目も気になります。…

植木さんはあのモカンボセッションの場にいたんだ。

「植木等伝『わかっちゃいるけど、やめられない!』」で、日本のジャズロックの草分けである稲垣次郎さんが、ほかの人とは違う植木等像を語っています。 結構、調子よかったよ。だから、僕は一貫して、植木さんは元々三の線だと言ってるの。本人は二の線で行…

友情物語

戸井十月氏の「植木等伝『わかっちゃいるけど、やめられない!』」を読みました。本が出たとき、植木さんと戸井氏の組合わせに意外な思いがして、すぐには購入しなかったのです。 いい本です。植木さんの最晩年に丁寧なインタビュアーをした本文はもちろんで…

ダニー・ハサウェイがあの曲を歌った。

夢でダニー・ハサウェイのライブを見ました。たった1曲だったけれど、たぶんレコーディングされていない曲を聞くことができました。 もともとは日本舞踊の会に、出演者のひとりから誘われて出かけたのです。彼の踊りを見たので、これで義理は果たせたと帰ろ…